Profile
1967年、音楽家の両親のもと東京に生まれる。
父親は、主に現代音楽のフィールドで活躍したピアニスト、故松谷翠。その父親の活動拠点である鎌倉~西ドイツ(当時)、ベルリン~西伊豆、松崎~東京と、様々な文化や音楽に触れながら育つ。
幼少よりヴァイオリンを、当時の日本フィルハーモニー交響楽団のコンサートマスターを務めていた大川内弘氏に師事。
10代の前半、ブラジル音楽の世界では伝説的なギタリスト、伊勢昌之氏に師事。その後クラシックギターを、古典から現代曲まで幅広いレパートリーをもつ非凡な音楽家、芳志戸幹雄氏に師事。
しかし、本人が一番楽しく狂ったように聴いていたのは、ビートルズなどのロック、そしてテクノポップだった。

伝説のフュージョンバンド「ネイティブ・サン」を率いたジャズピアニスト本田竹曠氏との出会いが、音楽の道に進むことを決定づけた。
本田氏が当時共演していたベーシスト、ポール・ジャクソン氏(ジャズピアニスト、ハービー・ハンコックのヘッドハンターズのメンバーでJazz Funk界の巨人)の歌と演奏に衝撃を受け、そして1988年、本田氏の勧めで単身渡米。西海岸にしばらく滞在し、活動を模索。その後ニューヨークへと拠点を移し、本格的に音楽活動を開始する。グリニッジヴィレッジのライブハウス『ヴィレッジゲート』を中心に、ニューヨークのミュージシャンとの共演を重ねる。
大きく影響を受けたのは、コーネル・デュプリー、リチャード・ティー、スティーヴ・ガッドらと「Stuff」を結成し、そのリーダー的存在であったベーシストのゴードン・エドワーズ氏。
オーティス・レディング、マーヴィン・ゲイ、アレサ・フランクリンたち偉大なシンガーとの共演歴をもつ、StuffⅡのキーボード奏者ジェイムス・アレン・スミス氏、多くのシンガーから愛され、信頼されているボーカリストのビバリー・ハンショウ・スミス夫妻のもとでボイストレーニングを通して、黒人音楽の精神的な部分を吸収する。またこの頃、ギル・エヴァンス、マイルス・デイヴィス、エルヴィン・ジョーンズなど数々の偉大なアーティストとの交流の中、しかし独自の道をゆく孤高のピアニスト、菊地雅章氏のスタジオに出入りして、彼の音楽にとりくむ背中を見ていた経験は、後の作曲活動に大きな影響をもたらす。
1991年、ハーレムにあるアポロシアターでのテレビ番組「Showtime at the Apollo」のアマチュアナイトのオーディションに合格。番組に参加する機会を得て、米国各地で放映される。

帰国後、都内のライブハウスを中心に活動開始。
数々のミュージシャンと共演する中、現在ニューオリンズで活躍しているギタリストの山岸潤史氏、サックス奏者の土岐英史氏らとともに結成された「チキンシャック」、David T・Walker&James E・ Gadsonも参加した「バンド・オブ・プレジャー」などで活躍中のピアニスト続木徹氏と出会い、そのユニークな生き方、音楽性に多大な影響を受けて活動を共にする。

同時期、数々のCM音楽の制作に参加。井上艦氏、矢野顕子氏、今剛氏、石川鷹彦氏、作詞家のLinda Hennrick氏、そのほか素晴らしいアーティストの方々と共演した。

両親が他界したのを機会に、1998年より一年数ヶ月沖縄本島に活動拠点を移し、東京に戻ってからは、自分自身と向き合う時間を大切にしつつ作曲活動を続ける。

2006年、ミニアルバム「Mystical Lady」を発表。

現在、ソロ活動と並行して、ベーシスト吉岡大典氏とのHugesoulやRetro Avenueなどのバンド活動、ギタリ スト石井完治氏とのユニットSleepy Sheep、そしてピアニスト高瀬順氏とのAcoustic Jazzy Slow Soul、 ユーフォニアム奏者権藤知彦氏とのRetrofuturhythm、ギタリスト和泉聡志氏とのSlowsoul Movementそのほかさまざまな音楽活動を展開。現在主な共演者に、【サックス奏者】峰厚介氏、森田修史氏 【ベーシスト】米木康志氏、畠山芳幸氏 【ピアニスト】大石学氏、遠藤律子氏 【ギタリスト】宮崎“イカキン”健氏、平岡雄一郎氏 【パーカッショ二スト】小澤敏也氏 【ドラマー】松山修氏、奥田やすひろ氏、下久保昌紀氏などがいる。

「Slow is beautiful」の著者で「100万人のキャンドルナイト」の呼びかけ人として知られる辻信一氏(文化人類学者、環境運動家)と戸塚善了寺の本堂での「カフェデラテラ」を拠点に様々な文化活動をはじめ、『ナマケモノ倶楽部』をはじめとするNGOやNPOとの活動を展開。国分寺「カフェスロー」での「ウタある暮らし」をはじめとするイベント企画のコラボレーションなど、数々のSlowムーブメントのイベントに音楽家として参加している。2010年は、韓国への文化交流の「スローツアー」でキャンドルナイトライウ゛を行い、また毎年新宿御苑で行われている「ライフスタイル・フォーラム」に参加。テーマは「いなか暮らしサミット」。オーストラリアの環境活動家でシンガーソングライターのアンニャ・ライト氏と「土と平和の祭典」で共演。「ミツバチの羽音と地球の回転」や「六ヶ所村ラプソディ」の映像作家、鎌仲ひとみ監督の上映会に音楽で参加。2009年、築地本願寺の「平和の祭典」のため来日した、「君あり、故に我あり」の著者で、世界的平和運動家、サティシュ・クマール氏のDVD BOOK(ゲスト出演 加藤登紀子、益戸育江 他)「今、ここにある未来」に「サティシュのテーマⅠ、Ⅱ、Ⅲ」の楽曲を書き下ろし、音楽で参加。2011年2月20日発行号、タワーレコードのフリー・マガジン「intoxicate」巻末の「4コマの鉄人・人コマゴマ」のページに「食」をテーマに4コマ・コラムを書いた。2010年10月20日、トライレコードよりNew Album「森のうた」をリリース。自然農のカリスマ的存在、川口由一氏のDVD「自然農というしあわせwith辻信一」にテーマ曲で参加。 近年、ピースボートに水先案内人のサポートで参加。「産直ミュージシャン」として全国各地世界各地へ出かけて音楽を届ける活動を展開し始めている。